数学研究部は、灘校に古くからある歴史の長い部です。数学が好きな部員たちが集い、互いに刺激し合いながら数学を学んでいます。しかし、日夜数学に関して議論が紛糾しているような部というわけではなく、文化部ということもあって、非常にオープンで親しみやすい雰囲気の部活です。
数学書を用いた週単位のゼミが主な活動です。割り振られた範囲を担当者が予習した上で解説します。中2では線型代数、中3では微分積分のゼミをそれぞれ週2日行い、全学年対象のゼミを週5日行っています。この他にも、顧問の先生に講義をしていただいたり、中3生が中1生に高校数学を教えたりといったこともしています。また、数学オリンピックなどのコンテストにも積極的に参加し、多くの部員が優秀な成績を収めています。数学以外の面でも、高3生追い出し会、豆まきといった様々な活動を行い、部員同士で交流を深めています。
本校の文化祭は毎年5月上旬に開催されます。2017年第71回文化祭では、数学研究部は次の活動を行いました。
・部誌, 入試模試, 和田杯の配布
・小学生向けの講義
・入試模試, 和田杯の解説
・研究内容を記した模造紙の展示
・立体制作コーナー
毎年多くのお客様にご来場いただき、高い評価を戴いております。ぜひ一度足を運んでいただければ幸いに存じます。
夏休みの間も、頻度は少なめですがゼミを行っております。また、普段は学校の授業や宿題があるので数学をする時間があまりとれませんが、夏休みは部誌を書くための予備知識をつけたり、新しい分野を学び始めたりと個人でも色々活動しています。
2017年7月現在における活動は以下の通りです。
・月曜日 ゼミ:代数的数論 中1講義:幾何
・火曜日 自由発表
・水曜日 ゼミ:層とホモロジー代数 中1講義:代数
・木曜日 自由発表
・金曜日 ゼミ:複素関数論, 圏論
・休日 各自予習、睡眠